液体クロマトグラフ-タンデム質量分析計(LC-Q-TOFMS)

| 装置名 | 液体クロマトグラフ-タンデム質量分析計(LC-Q-TOFMS):島津 LC20ADXR + ブルカー・ダルトニクス micrOTOF Q Ⅱ |
|---|---|
| 原理 | 高速液体クロマトグラフは、試料に含まれる成分を個々に分離し、吸光度によりその存在量を検出するとともに、質量分析計に送り込む役割を果たす。分離は成分と固定相(カラム)との親和性(保持力)の違いに基づいて行われ、成分ごとに異なる保持時間が与えられる。タンデム質量分析計は、導入された成分をイオン化し、その質量と電荷の比(質量電荷比:m/z)を測定することで質量およびイオンのMSスペクトル(どのようなm/zのイオンがどれ位検出されたかを示すもの)を求める役割を果たす。さらに、イオン化を窒素分子に衝突させて開裂を起こし、その結果生じるイオンの質量とスペクトル(こちらはMSMSスペクトルと呼ばれる)も測定できる。本装置の質量検出器は飛行時間型で、精密質量(小数点以下4桁まで)を測定できる。測定によって得られる保持時間、吸光度スペクトル、質量、MSスペクトル、MSMSスペクトルの情報により、成分の同定・推定と定量ができる。 |
| 特徴 | (1) 液体・固体の化合物(溶媒に溶解できるもの)の分析に適する。(2) イオン化法は、ESI(エレクトロスプレーイオン化法)、APCI(大気圧化学イオン化法)、APPI(大気圧光イオン化法)を選択できる。(3) 物質の精密質量から、元素組成式を高い精度で推定できる。(4) MS/MSスペクトルにより、物質の構造情報を得ることができ、未知成分の同定・推定において強力なツールとなる。(5) MSMS測定により、微量成分でも精度の高い定量が可能となる。(6) 試料に含まれる成分の動向を網羅的に調べる、メタボロミクス解析も可能。(7) 装置構成:デガッサー、送液ポンプ2台、オートサンプラー(温度制御あり)、カラムオーブン、フォトダイオードアレイ検出器、タンデム質量分析計(四重極型検出器と飛行時間型検出器)、インフュージョン測定用試料導入ユニット、パソコン2台、窒素発生器、真空ポンプ |
| 用途 | 比較的難揮発性物質の同定・定量。 |
| 適用例 | 食品や動植物組織に含まれる未知成分の同定。食品や動植物組織に含まれる極微量の既知成分の検出・定量。食品の網羅的な成分測定による品質指標の探索。動植物組織の網羅的な成分測定による生体機能の解明。 |
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