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東洋食品研究所 > 研究報告書 > 第10号(1972)

人工授粉による杏について

(著者:木多武雄・若狭 勝・黛 乙郎)

1)杏の花粉稔性調査を行った結果、信濃大実、甲州大実等はほとんど空虚な不稔性花粉で稔性花粉は10%前後しかなく、自家授精による結実は不可能である。

2)国分、平和は稔性花粉が多く、充分自家製授精し結実する。

3)信濃大実の柱頭内の胚は、組織観察によって正常に発達しており、国分の稔性花粉を人工交配するとかなりの結実の増加が見られた。

4)B-Nimeの使用により、開花期は気候にかかわらず通常の場合より4~5日の間遅延し、他の授粉樹の花粉を利用することは可能であった。

5)花粉樹の混植により結実が可成り増加すると思われるので、当圃場にも長野試験場より授粉樹となる品種を導入して混植した。

キーワード:人工授粉、杏、花粉稔性、加工適性、人工交配、不稔性花粉、

東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,317-316(1971)

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