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東洋食品研究所 > 研究報告書 > 第19号(1992)

Clostridium thermaceticumの胞子の発芽および増殖に及ぼすpHと有機酸の影響

(著者:池上 義昭・遠田 昌人・加瀬谷 マリ・小池 寿美江)

C.thermaceticumの胞子が発芽および増殖するとき,また胞子の耐熱性に対してpHや有機酸がどのように影響するかを検討した.

乳酸,アジピン酸,フマール酸およびグルコン酸の存在ではpHが6以下では僅かに増殖が抑制されたが,クエン酸と酢酸の存在ではほとんど抑制されなかった.増殖至適pHは6.5前後であった.

pH5.5,6.0および7.0のm-TGCに懸濁した胞子の130℃におけるLT50はそれぞれ10.0,14.0,19.3分であった.一方,0.4%の乳酸を添加した胞子では9.0,13.3,18.7分であった.従って胞子の耐熱性はpH7が最も強く,pHが低くなるにつれて弱くなり,乳酸の存在は耐熱性にそれほど影響を与えなかった.D値はpHや乳酸によってほとんど影響されず,D130値は3分であった.

キーワード:有機酸,増殖,耐熱性,胞子.

東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,19,175-180(1992)

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