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東洋食品研究所 > 研究報告書 > 第23号(1998-1999)

光触媒型セラミックによる微生物増殖抑制

(著者:青山 好男,中西 律子,村井 恵子)

半導体微粒子は光照射により,強い酸化力をもつようになり,周囲の水中に活性酸素などのラジカル分子を生じて殺菌作用をもつようになる.酸化チタン系の光触媒を塗布されたアクリル不織布を用いて,その抗菌性を数種類のカビ,酵母,芽胞形成菌について調べた.種々の微生物に対して抗菌性を示し,特にカビ,酵母に対して顕著な抗菌効果を示した.しかし高温性芽胞菌に対しては効果はなかった.また光照射や温度,初期微生物数などの抗菌性へ与える影響も調べた.より低温の方が増殖阻止面積が大きかった.培地の厚みが増したり,初期微生物数が増すと,阻止効果が弱くなるなど光触媒の増殖阻止効果には限界があった.したがって,積極的な意味での食品の変敗防止に利用することは難しく,食品加工環境を清浄に保つことに利用するべきである.

キーワード:酸化チタン,微生物,増殖,抗菌作用,光.

東洋食品工業短期大学・東洋食品研究所研究報告書,23,101-108,(2000)

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