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日本食品科学工学会で「食品産業廃棄物を利用したきのこの栽培 - キャベツ培地によるエリンギ栽培への影響 -」について発表しました。

発表要旨を掲載します。

食品産業廃棄物を利用したきのこの栽培 - キャベツ培地によるエリンギ栽培への影響 -

○岡崎由朗

食品環境資源の再生利用等の促進に関する法律、即ち、食品リサイクル法が平成13年に施行され、食品廃棄物100トン以上の食品関連業者は平成18年までにリサイクル率を20%まで向上させることが義務付けされた。又近年、重要野菜類、即ちダイコン、ハクサイ、キャベツ、タマネギの大量廃棄が問題視されている。そこで食品廃棄物リサイクルの一助として食品廃棄物、特にコーヒーかすを主原料としたコーヒーかす(Spent Coffee Grounds:SCG)培地を利用したエリンギ栽培に取り組んでいる。SCG培地では栽培期間が短縮できるもののエリンギの芽数が多くなる傾向があるが、キャベツを混合することによって芽数の少ない菌柄の太い子実体が形成されることを見出した。このメカニズムについて検討中であるが、キャベツの添加により、窒素栄養源が増加し、炭素/窒素(C/N)比が小さくなったことできのこの芽数の発生数の減少、菌柄の生長を促したと考えられた。又、キャベツ粒度ときのこの生長程度に相関が見られ培地空隙率といった物理構造も寄与すると推測された。

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