日本農芸化学会2026年度京都大会 (同志社大学 今出川・室町キャンパス) で発表します。
咀嚼・嚥下時の脳波による食品の嗜好性評価の検討
発表番号:2D2am05
発表者:○梅谷 華奈1、井上 竜一1、朝倉 富子2,3、上田 玲子3、亀井 飛鳥3、三坂 巧3
(1公益財団法人 東洋食品研究所、2放送大学、3東京大学大学院 農学生命科学研究科)
物性の異なるゲルを咀嚼・嚥下した際の脳波計測とゲルの官能評価を行った。
本発表では咀嚼および嚥下時の嗜好性に寄与する脳波の周波数帯域の探索を行った結果について報告する。
発表日時:2026年3月10日 (火) 09:48~10:00
ショウジョウバエの加齢に伴う身体機能低下に対するグルコサミン投与の影響
発表番号:2A3am06
発表者:○新谷 知也1、津田 玲生2、島村 真依2、井田 寛之2
(1公益財団法人 東洋食品研究所、2環境衛生薬品株式会社)
食品素材グルコサミンは、疫学研究でその摂取者の死亡率の低値が報告されており、哺乳類で寿命延長する可能性が指摘されている。しかし、そのメカニズムは不明な点が多い。以前にモデル生物であるショウジョウバエを用いて、グルコサミンの寿命延長効果を確認した。今回、加齢に伴う身体機能低下に対するグルコサミンの影響を検討した。
発表日時:2026年3月10日 (火) 10:00~10:12
魚肉すり身ゲルに対するポリフェノールの影響
発表番号:2D2am11
発表者:山本 彩起子
ポリフェノールを用いた水産練り製品の物性制御技術の開発を目的に、魚肉すり身から調製したゲルに対するポリフェノールの影響を確認した。カテキン類や没食子酸の添加によってゲルの破断応力が増加し、魚肉タンパク質の高分子化やSH基との結合が示唆された。
発表日時:2026年3月10日 (火) 11:12~11:24
白麹菌を用いて発酵させた麦茶粕発酵液が有する機能性の探索
発表番号:2B8am14
発表者:折居 千賀
白麹菌で発酵した麦茶粕の機能性を検討した。発酵によりアンジオテンシン変換酵素阻害活性とDPPHラジカル消去活性が増加した。
発酵液の添加では、腸内環境改善に寄与する乳酸菌3株とビフィズス菌1株の増殖が促進された一方、大腸菌1株では促進がみられず選択性が示唆された。
以上より、麦茶粕発酵物は血圧上昇抑制・抗酸化の機能を持ち、腸内有用菌の増殖を促進する成分を含む可能性が示された。
発表日時:2026年3月10日 (火) 11:48~12:00
ゴボウに含まれるラムノガラクツロナンⅡの構造について
発表番号:4B3am02
発表者:井上 竜一
ゴボウ中のラムノガラクツロナンⅡ(RG-Ⅱ)の分布と硬さの関係を調べるための前段階としてRG-Ⅱの構造を調べている。段階抽出して得た2つの画分について構造解析を行い、ゴボウのRG-Ⅱの構造を推定した。
発表日時:2026年3月12日 (木) 9:12~9:24
食品安全への応用を目指した Paenibacillus polymyxa の抗体を用いた迅速検出系の確立
発表番号:4D4pm09
発表者:河合 総一郎
食品変敗菌 Paenibacillus polymyxa の迅速・簡便な検出法の確立を目的に、同菌に特異的なモノクローナル抗体を作製した。
固定菌体で免疫したマウス由来B細胞をP3U1細胞と融合してハイブリドーマを樹立し、ELISAにより特異的クローンを選抜、さらにフローサイトメトリーで特性評価した。その結果、P. polymyxa に特異的なハイブリドーマ17株を得て、このうち選抜したIgG抗体4株は高い抗体価と他菌に対して極めて低い交差反応性を示した。
また、これらの作出した抗体は食品試料中でも高い特異性を維持し、P. polymyxa の迅速スクリーニングに有用であることが示された。
発表日時:2026年3月12日 (木) 15:12~15:24
大豆由来 miRNA gma-miR4355 によるヒト結腸直腸癌細胞の増殖抑制とアポトーシス誘導
発表番号:4B4pm10
発表者:○齊藤 芳和1,2、豊田 哲彰2、朝倉 富子2,3
(1公益財団法人 東洋食品研究所、2東京大学大学院 基礎生命科学研究科、3放送大学)
大豆由来マイクロRNA gma-miR4355は、結腸直腸がんに由来するLoVo細胞の増殖を抑制するが、その機構は不明であった。本研究では、RNA-seqとアポトーシスアッセイにより、抑制の要因がアポトーシス誘導であることを明らかにした。
発表日時:2026年3月12日 (木) 15:24~15:36
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