29.γ線照射におけるイノシン酸含有缶詰
ヘッドスペースガスの変化

イノシン酸水溶液あるいは蒸留水を缶詰にし、γ線照射した場合の缶内ヘッドスペースガスの変化をガスクロマトグラフィにより測定した。
γ線照射によって、蒸留水ではH2が生成し、貯蔵期間中のO2の減少が著しかった。
イノシン酸水溶液ではO2が減少し、H2が増加した。
糖類、カザミノ酸あるいは食塩が共存するとO2が減少し、H2が増加した。
Sn、Feは殆んど溶出せず、缶材は安定なことが認められた。

著者
寺田 潤子、毛利 威徳、泰 圭子、橋田 度、志賀 岩雄
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,231-237(1969)

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