29.食後の酸化ストレス・抗酸化能力に対する体内時計制御機構の解明と抗酸化物質摂取の影響

2022年度研究助成 (2023年度研究実施)

本研究では、食後の酸化ストレスと抗酸化能力に対する体内時計制御と抗酸化物質であるスルフォラファン摂取の影響を明らかにすることを目的とした。研究①では、朝食時と夕食時の酸化ストレス・抗酸化能力の変動を比較し、食後の酸化ストレス・抗酸化能力に対する体内時計の制御を検討した。研究②では、スルフォラファンの摂取が夕食時の酸化ストレスならびに抗酸化能力に及ぼす影響について急性と1週間の継続摂取の影響を検証した。主な結果として、夕食時は朝食時と比較して抗酸化能力が低く、活性酸素と抗酸化防御機構のバランスが崩れやすい状態であることが示唆された。また、スルフォラファンの摂取は、夕食時の酸化ストレス指標に有意な影響を及ぼさず、継続摂取により食後の抗酸化作用を低下させる可能性が示唆された。

所属
東京工業大学* リベラルアーツ研究教育院¹、
東京工業大学* 環境・社会理工学院² (*現 東京科学大学)
著者
高橋 将記¹ ²、福家 冴佳²
出典
東洋食品研究所 研究報告書, 35, 173-180 (2025)

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