日本貝類学会令和8年度大会で発表します。

令和8年度 日本貝類学会大会 (SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE (和歌山県 白浜町)) で発表します。

演題:侵略的陸生軟体動物マダラコウラナメクジの水産利用可能性の検討

発表番号:B-1
発表者:河合 総一郎1、小田桐 亮2、山崎 友資1
(1公益財団法人東洋食品研究所、2倶知安風土館)

ヨーロッパ原産の外来種であるマダラコウラナメクジは、強い雑食性を持ち、農作物へ被害を及ぼす侵略的生物として問題視されている。
本研究では、本種の有効活用を目的として、魚類用機能性飼料への応用可能性を検討した。
採集したナメクジを凍結・乾燥・粉末化し、市販飼料に添加した飼料を調製することで、ナメクジ含有の餌を作製した。
ニジマスを対象とした飼育試験を実施した結果、体長・体重に著しい変化は見られないものの、水中における糞の攪拌性が低下する傾向が示された。
また腸内細菌叢解析を進めており、これらの変化との関連を評価した。

発表日時:2026年4月19日(日) 9:00 - 9:15 (口頭発表)

演題:ホタテガイの水温耐性は遺伝的かそれとも可塑的か

発表番号:B-8
発表者:山崎 友資1、小谷 健二2、中山 凌2、河合 総一郎1、佐々木 猛智3
(1公益財団法人東洋食品研究所、2青森県産業技術センター 水産総合研究所、3東京大学総合研究博物館)

北海道噴火湾およびむつ湾に生息するホタテガイについて、データサイエンス解析、飼育試験、およびRNAシーケンシング解析 (RNA sequencing analysis: RNA-seq解析) の結果から、水温耐性に差異が認められている。本研究では、この水温耐性の違いが表現型可塑性によるものか、あるいは遺伝的要因によるものかを検討した。
検討には、各湾から10個体ずつ計20個体のホタテガイを採取し、全ゲノム配列解析を実施した。得られたデータから一塩基多型 (single nucleotide variants: SNVs) を検出し、さらに遺伝子オントロジー解析 (Gene Ontology analysis: GO解析) の結果を基に、熱ショックタンパク質 (HSP) 関連遺伝子における配列差異を抽出した。これらの結果をもとに、水温耐性の違いの要因が遺伝的か可塑的かについて検討した。

発表日時:2026年4月19日(日) 10:45 - 11:00 (口頭発表)

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