40.シュガーピースの品種別加工適性について-Ⅱ
採収ひん度における品質と塩水選別

シュガーピース缶詰に適するピース品種を選抜した。

1)米国の矮性の欧州系エンドウは描種期を遅らすことで越冬した。

2)欧州系エンドウは東亜系エンドウほど開花期間中の高塩に対して敏感でなく、収量にあまり影響を受けなかった。

3)播種期が遅れるほど開花開始期が遅く始まるが、盛花期および開花終軌は変わらなかった。

4)the Okitsuの開花数はG・W、Aldermanと比べて少なく、開 花期間も短かった。

5)播種期が遅いほど霜害が少なく、耐寒性の少ない品種ほど遅播きするにつれて収量がよくなった。

6)7日間隔で収穫した場合、OkitsuNo.4、No.5は安定した品 質の粒が収穫されたが, No.1、Aldermanは不安定であった。

7)10日間隔で収穫した場合、Okitsu No.4が最も品質が安定しており.Alderman、Okitsu No.1は不安定であった。

8)7日感覚と10日間隔を比較した場合、Aldermanは前者がよく、the Okitsusは後者のほうがよかった。

9)粒の成分は7日間隔のほうが10日間隔より品質が優れていた。

10)シュガーピース缶詰用の原料規格は、アルコール不溶性残渣が13%以下、不溶性N対可溶性N比は2.0前後が適当で、全品種のImmature classと数品種のFancy classが同条件に適合する。

著者
国里 進三、宮崎 正則、美谷 誠一、石川 伸、黛 乙郎
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,333-345(1967)

刊行一覧