日本農芸化学会2023年度大会 (オンライン開催) で発表します。

日本農芸化学会2023年度広島大会で発表します (オンライン開催)。

イチジク (Ficus carica) 由来セリンプロテアーゼのコラーゲン分解活性
The collagen-degrading activity of a serine protease of fig (Ficus carica)

 講演番号:1BS-06 (大会シンポジウム『コラゲナーゼ研究の最前線』)
西村 耕作1,2、東矢 圭右2、上島 直生2、床並 実津希2、堀口 星2、滝田 禎亮2、阿部 竜也1
 高橋 徹1、保川 清2
(1公益財団法人 東洋食品研究所、2京大院・農)

イチジク (Ficus carica) の樹液には、システインプロテアーゼであるフィシンの他、ゼラチンやコラーゲンを分解するセリンプロテアーゼ (以下、FSP) が含まれることが報告されている (Raskovic et al., 2014)。しかし、FSPに関する報告は少なく、不明点が多い。我々は、FSPの分布 (品種、組織)、性状 (コラーゲン分解活性、アミノ酸配列開裂部位、至適pH・至適温度)、全長アミノ酸配列を明らかにした。その結果、FSPはズブチリシン様プロテアーゼであり、コラゲナーゼ様の活性を有さないことが示された。

発表日:リアルタイム配信のみ・2023年3月14日(火) 18:01 - 18:23

アルツハイマー病モデルマウスへのシラス酵素処理物投与試験によるアミロイドβ蓄積抑制効果

 講演番号:2G08-01
隅谷 栄伸1、大木 伽耶子1、甲木 孝弘1、笠松 真吾2、金野 文香2、居原 秀2
(1公益財団法人 東洋食品研究所、2大阪公立大学大学院 理学研究科 生物化学専攻)

シラスのプロテアーゼ処理品をアルツハイマー病モデルマウスに腹腔内投与を行った結果、アルツハイマー病発症要因といわれるアミロイドβの蓄積を劇的に抑制し、更に神経炎症マーカータンパク質の発現を抑制する効果が認められた。

発表日:オンデマンド配信・2023年3月13日(月)~16日(木)
コアタイム質疑応答・3月15日(水) 14:00 - 14:30

植物由来の五環性トリテルペノイドの一斉定量法の開発

 講演番号:3G08-07
藪川 啓司、井圡 良一

植物に含まれる五環性トリテルペノイドのLC-MSによる一斉定量法の開発を行った。11種の五環性トリテルペノイドを同時に定量することが可能となった。確立した手法でリンゴ果皮を調査した結果、五環性トリテルペノイド含有量について品種の特徴を把握できた。

発表日:オンデマンド配信・2023年3月13日(月)~16日(木)
コアタイム質疑応答・3月15日(水) 14:00 - 14:30

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