令和7年 日本水産学会 秋季大会発表で発表します。

令和7年 日本水産学会 秋季大会 (広島大学 東広島キャンパス) で発表します。

2023年にレジームシフトは起こったのか ~むつ湾におけるホタテガイの水揚げとRNA-seq解析~

発表番号:2E-2
発表者:山崎 友資、河合 総一郎

近年、地球規模の海洋温暖化が急速に進行し、2023年には世界平均海面水温が観測史上最高を記録した。本研究は青森県むつ湾のホタテガイ養殖に焦点を当て、水揚げ量と海面水温の時系列解析により、2023年がレジームシフトに相当するかを検討するものである。さらに、むつ湾産および噴火湾産ホタテガイを対象としたRNA-seq解析により、高水温・低水温への遺伝的応答の差異を明らかにした。その結果、むつ湾集団では高水温耐性が強化されている可能性が示され、水揚げ動向とも整合的であることが示唆された。本発表では、地球規模の環境変動と分子応答を統合的に議論し、持続的な養殖管理に向けた展望を提示する。

発表日時:9月25日(木) 14:15 - 14:30

プログラム (2E 漁業・社会科学)

月別記事一覧