4.アスパラガス缶詰の内面腐食に関する研究

アスパラガス缶詰は酸の含有量が低く,pHが中性に近いにもかかわらずスズの溶出量は200〜300ppmと多く,腐食性の強い缶詰とされている.

現在,アスパラガス缶詰には無塗装缶が使用されており,そのスズ異常溶出防止対策が要望されているのでアスパラガス缶詰の缶内面腐食ならびに内面塗装缶によるスズ異常溶出防止について検討を行い若干の知見を得たのでその結果を報告する.

著者
岩本 喜伴、前田 琇子
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,11,23-29(1974)