日本農芸化学会 2015年度大会で発表しました。

外生菌根菌の生育に対するフラボノイド類の効果2

○加瀬谷 泰介、足立 亜衣

外生菌根菌に対する生育促進物質を探索したところ、宿主植物由来のTaxifolin配糖体を見出した。類似構造を有するフラボノイド類を3菌種に投与したところ、全種に対して有効であったのはFisetin、Myricetin、Quercetin-3-Ο-glucosideであった。Fisetinによって効果が示された菌糸を用いて遺伝し発現解析を行い、生育促進物質の作用機構について検討した。

新規作用機構を持つイチジク茶の抗アレルギー作用

○阿部 竜也、高橋 徹、沖浦 文

抗アレルギー性食品としてのイチジク茶の利用を目的とし、標的分子の探索と有効成分の同定を試みた。イチジク茶の標的分子は、抗体-受容体の複合体であり、その作用機構は、感作状態の細胞に作用し、受容体に結合した抗体を解離させることと推測された。

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