日本ベントス学会・日本プランクトン学会 合同大会発で発表します。

日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会 (東北大学 青葉山コモンズ) で発表します。

RNA-seq解析によるホタテガイの温度耐性メカニズムの解明

発表番号:BO42
発表者:山崎 友資、河合 総一郎

青森県・むつ湾と北海道・噴火湾由来のホタテガイを対象に、8臓器のトランスクリプトームを用いて低水温および高水温に対する遺伝的応答を RNA-seq で解析した。結果、噴火湾産は高水温に脆弱で低水温に強い傾向を示し、陸奥湾産はその逆傾向を示した。さらに、両湾の海水温時系列にベイズ変化点検出モデルを適用してレジームシフトを推定し、各期における水揚げ量と海水温の関係を評価した。その結果、近年の一部期間では高水温に対する耐性が相対的に高まっていることが示唆された。本発表では、遺伝子発現レベルの応答と現場観測(時系列水温・水揚げ)を総合的に解釈し、本種の温度耐性メカニズムについて議論する。

発表日時:9月12日(金) 9:45 - 10:00

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