科学で導く、食の未来へ。
東洋食品研究所は、食品に関する基礎研究と応用研究を行い、また食品科学と教育を広く助成し、学術と文化の発展に寄与します。
一般に木材腐朽菌の人工培養には原木や鋸屑を利用しているが,キノコ類生育のための樹種選択性,原木入手難,森林資源保護,廃棄物再利用の見地から,末本科植物未利用部または廃紙類を炭素源としたヒラタケの培養法について検討を行なった.その結果稲ワラ,新聞紙などを培地の主炭素源として用いると,子実体収量は培地の約23%を示し,鋸屑培養法によるよりも1.7倍の収量を得た.