科学で導く、食の未来へ。
東洋食品研究所は、食品に関する基礎研究と応用研究を行い、また食品科学と教育を広く助成し、学術と文化の発展に寄与します。
ミカン缶詰工場における廃水処理は,廃水中にペクチン質が多く含まれているので非常に困難である.そこで凝集沈殿法による前処理によりペクチン質を取除くことを検討した.
各種の凝集剤について検討したが,フロックの形成能と本処理での生物の発育に対する阻害性を考慮した結果,消石灰による前処理が最もすぐれている.消石灰による前処理によりSS除去,生物処理が容易になった.