7.園芸作物の硝酸塩蓄積に関する研究-ⅩⅢ
トマト果実の硝酸塩蓄積と品種との関係

加工用トマトは硝酸塩高蓄積性,低蓄積性,一時蓄積性品種に分類され,低蓄積性品種は高蓄積性品種に比べて催色期のNO3-N含量が低く,かつ成熟過程においてその含量が減少する特性を有した.同様のことは栽培条件の違いによっても観察され,このことから完熟果のNO3-N含量は催色期のNO3-N含量の多少(株によるNO3-N吸収量と硝酸還元力の違いによる)および成熟過程におけるNO3-N含量の変化の如何ん(硝酸還元力の違いによる)によって左来される.

著者
宮崎 正則、国里 進三、美谷 誠一、杉原 八郎、薮内 一雄、黛 乙郎
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,12,36-42(1976)