6.ドライパック法による缶詰の製法及びその品質と水煮缶詰のそれとの比較

ブライン,ソースあるいは油を添加しないドライパック法によりアサリ,ウインナーソーセージ及びウズラ卵缶詰を製造し,それらの品質と水煮缶詰のそれとを比較した.

ドライパック法は水煮缶詰に比べて殺菌時間は長くかかるが,栄養成分,テクスチャー,アミノ酸及び揮発性含硫化合物のような品質指標は水煮缶詰より優れていた.10-35℃の室温,12カ月間の貯蔵後も優れた品質を保持していた.

著者
長田 博光、朽木 由香子、竹内 伊公子
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,19,47-52(1992)