特徴

水耕栽培は、肥料成分として無機塩類を溶かした水耕液で植物を栽培するが、植物の生長に伴い、水耕液の成分変動が起こる。本装置は、水耕液の成分変動の確認および調整が可能な自動追肥装置を備えており、植物の種類や生長に応じて適切な水耕液濃度の自動管理が可能である。

6台ある各栽培棚に自動追肥装置を設置しており、棚ごとに水耕液を管理できる。光源についても現在主流のHf蛍光灯や、今後の普及が見込まれる白色LEDが設置可能である。水耕液の制御と併せて実栽培と同等の条件で試験栽培できる。各栽培棚は3段構成で、リーフレタスなどの葉菜類を1段あたり28株、1台では最大84株栽培できる。また、小型の果菜類や果菜類の苗についても栽培が可能である。

用途

• 葉菜類全般の水耕栽培
• 小型の果菜類および果菜類の苗の水耕栽培　など

適用例

• フリルアイスレタス、ミツバおよびルッコラなどの葉菜類の水耕栽培
• イチゴなど小型果菜類の水耕栽培