日本缶詰協会 第61回技術大会で発表しました。

生物指標菌を用いた動揺式殺菌の撹拌効果検証

○田口憲人

動揺式殺菌では被殺菌物が容器内を移動するので、伝熱が速い反面、静置式のように最冷点がある範囲内に収束しないため、被殺菌物の粘性等で生じる冷点を見落としている恐れがある。そこで、各種動揺式殺菌についてパウチに粘調液を充填した試料に生物指標菌を接種し撹拌効果を調べた。

MLSTを用いたBacillus subtilis変敗原因株の系統解析

○遠田昌人

変敗原因菌の一種であるBacillus subtilisは広範な分布と幅広い耐熱性をもち、変敗原因推定や汚染原料特定が難しい菌種である。そこで、主に食中毒菌で発展しているMultilocus Sequence Typing(MLST)をB. subtilisに適用し、B. subtilisの遺伝子に基づいた系統と芽胞耐熱性との関連性を調査した。

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