11.筍缶詰の白濁と結晶性析出物に関する研究(第二報)

市場で発生した白濁缶詰について、製造条件との関係、あるいは筍自身に白濁の原因があるのかという点について研究した。ボイルから殺菌冷却迄の製造条件及び筍の醗酵・発生時期または土質等の原料条件について検討した。

ボイル後24時間水晒を行ったものは、白結は認めなかったが筍が既に腐敗傾向であって製品の液汁は最初から汚色のもろもろしたゲル状沈澱物によって混濁を呈していた。この濁りは殺菌前の検鏡の結果バクテリヤと関係あることが予想されたので水晒操作の如何に非理であるかを確認した。

筍の生産時期と白濁の関係については、明確な関係性は認められないが、更なる研究が必要と思われる。

 缶詰技術研究会講演 於 大阪食料会館
著者
澤山 善二郎、長渡 和子
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,85-95(1956)
昭和30年3月、昭和31年3月
 缶詰技術研究会講演 於 大阪食料会館

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