2.硫化黒変に関する研究-Ⅲ
アスパラガス成分のシリカゲルによる分画と分画画分の腐食性

アスパラガス成分中の缶内面腐食因子の検索のため,抽出液についてイオン交換樹脂,エーテル処理,活性炭ならびにシリカゲルによる分画を行ない,それぞれの画分の腐食性を比較検討したところ,アルコールもしくは水にとける酸性物質を含む画分に溶出スズ量および硫化黒変が著しいことを見出した.この物質はグルタミン酸が化学結合しており,これが容易に切断されて,ピログルタミン酸を生成する.

著者
竹内 伊公子、長田 博光、大塚 滋
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,12,6-11(1976)