15.フレームレス原子吸光法による食品中の微量クロムの定量

食品中の微量クロムの定量法として,灰化試料を一規定硝酸または塩酸で溶解させ,フレームレス原子吸光により定量する方法を確立した.この方法は,従来のジフェニルカルバヂットによる比色法に比べ操作が簡易で,低濃度における測定が可能である.共存鉄の影響はうけにくいが,食塩の影響が大きいため,食塩含量の高い試料については標準添加法を適用する必要がある.

著者
堀尾 嘉友、荒川 あつみ
出典
東洋食品工業短大・東洋食品研究所 研究報告書,15,100-111(1983)

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