日本食品科学工学会 第63回大会で発表しました。

柑橘成分Feruloylputrescineの異性化反応利用に関する一考察 

○隅谷 栄伸、大木 伽耶子

昨年度の本学会にて柑橘果汁飲料に及ぼす光照射による影響を報告した。その過程で果汁中のFeruloylputrescineが光照射によりシス型に異性化する現象を発見した。

ピペコリン酸とトリゴネリンが培養細胞の脂肪燃焼および糖取り込み活性に及ぼす影響 

○高橋 徹、沖浦 文

イチジク果実の極性物質組成を調べた結果、アミノ酸のアスパラギンとグルタミンに次いで、ピペコリン酸とトリゴネリンが多いことを見いだした。培養細胞実験により蓄積脂肪の燃焼および糖の取り込み活性に及ぼす影響を調べた。

イチジク茶抗アレルギー作用を増強する食品成分の探索 

○西村 耕作、阿部 竜也

イチジクの葉を加工した茶にI型アレルギー抑制効果があることを明らかにした。その作用機構は、炎症細胞からのIgE抗体解離という新規な機構であることが、培養細胞実験から推察された。イチジク茶の効果を増強する方法として、異なる作用機構を持つ抗アレルギー食品との併用を検討した。

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