甲殻類由来のグルコサミンは、死亡率の低値や投与マウスでの寿命延伸が報告されている。関節の健康をサポートする食品素材として利用されている。本テーマでは、グルコサミンが腸内環境におよぼす影響を評価することで、寿命延長の機序解明を目指す。2025 年度の研究では、ショウジョウバエにおいて、グルコサミン摂取がオートファジーを介して寿命を延長し、加齢による運動能力低下を抑制する傾向が観察された。また、ヒト腸内細菌の in vitro 培養で、グルコサミン添加により酪酸や酢酸産生菌を含む多くの腸内細菌の増殖が促進された。市販製品利用者の腸内細菌叢調査では、非利用者と比較して僅かな変動が確認された。