本研究は、高齢化に伴う免疫疾患リスクと筋力低下を食品で予防し、健康寿命の延伸と高齢者の就労環境改善を目指す。2025年度は、ポモル酸摂取による筋損傷抑制と筋肥大のメカニズム解明、高吸収性ポモル酸の開発を目標とした。マウス筋芽細胞株であるC2C12細胞ではポモル酸添加による筋管径の増加を確認した。一方、In vivo 試験では、運動刺激による筋肉遺伝子の発現の変化をポモル酸が抑制する可能性が示唆された。さらに、ポモル酸・γ-シクロデキストリン包接体の投与により吸収性と組織移行性が向上し、高濃度を長時間維持できる可能性が示された。