貝類の新たな利用に向けた技術開発

将来的に不足する可能性が指摘されているたんぱく源の確保が課題の一つとして挙げられている。一方、近年の温暖化に伴い海水温が上昇傾向にあり、既存漁業が困難になりつつある。そこで本研究では、貝類に着目し環境に影響されない陸上養殖の開発及び海洋養殖手法の改良や耐熱種の探索等による既存養殖の海水高温化への適用を検討する。アサリの陸上養殖については日本固有種の分布状況を調査しており、およその分布傾向が確認できた。養殖手法の改良としてホタテ(深層)とトリガイ(浅層)のハイブリッド養殖をむつ湾で評価中である。また、高温水耐性を持つホタテの探索を目的にゲノム解析を行い、得られた遺伝子情報を用いて、水温変化時に発現するホタテ遺伝子の探索を行っている

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