干し柿製造時に多くの果皮が未利用のまま廃棄されている。これまでに脂溶性のカキ果皮抽出物(PPE)の摂取は糖尿病モデル動物に対して、網羅的な遺伝子発現解析からインスリン抵抗性を改善する可能性を示している。しかし、血糖値などには変化は現れていない。そこで、1.5% PPE添加高脂肪飼料(60% Fat)を6週間摂取させたオスのマウスに対して、糖負荷試験を行い、インスリン抵抗性への影響を調査した。
高脂肪食のみよりもPPE添加した高脂肪食投与することで、糖負荷後の血糖値上昇を抑制することが示された。一方で、脂肪組織重量に有意な減少はみられなかった。PPEは高脂肪食摂取によるインスリン抵抗性の上昇を抑制することが示された。
- 著者
- 井圡 良一
- 出典
- 東洋食品研究所 研究報告書, 35, 27-30 (2025)